急性症状の対応
炎症除去
炎症症状(発赤・熱感・疼痛・腫脹・機能障害)とは白血球などの炎症を起こす細胞(炎症細胞)が集まった状況です。この白血球の中に好中球と単球があり、好中球が主に働いている間を「炎症段階初期(24~48時間で消滅)」、単球になってからを「炎症段階後期(炎症消散の役割)」と区別することもあり、当院ではこの炎症物質の拡大防止にまずは対応します。
【物理療法】
PHYSIO 5D(炎症抑制)
立体動態波 ES-5000(炎症抑制)
マイクロカレント
血流促進
「炎症段階後期」の単球(損傷後3~4日程度)は白血球に比べ数が少なく反応スピードは下がるため、血流を促し炎症消散を目的とします。ただし初期段階の炎症物質が残存したり拡大されていると炎症段階後期には移行できず、回復が遅れてしまいますので初期対応が大事になってきます。
【物理療法】
PHYSIO 5D(血流促進)
立体動態波 ES-5000(血流促進)
干渉波治療器
マイクロ波温熱器
動作改善
炎症反応の減退後、疼痛も抑えれれてきますが感覚的に痛みが無いだけで機能的(柔軟性・可動性)には回復していませんので、この機能障害が改善されない結果、俗に言う「癖になる」ことに繋がります。当院ではこの機能障害をしっかり改善し、癖を起こさないよう動作改善を行い再発防止に努めます。
【物理療法】
PHYSIO 5D(EMS)
立体動態波 ES-5000(EMS)
干渉波治療器
慢性化炎症
急性炎症反応の間に何らかの問題があり、炎症が消散されないまま炎症段階が終了してしまった場合に起こります。具体的には以下のようなシチュエーションが考えられます。
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炎症段階中に繰り返し組織の損傷が繰り返された場合
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反応を引き起こす物質が十分に分泌されなかった場合炎症
慢性炎症になると、炎症段階が不十分なことによる影響で、次の瘢痕形成段階が正常に働かないないため、治癒後に脆弱な組織が出来ます。これが、さらなる慢性炎症の原因となります。
FUMBO 超音波画像観察装置
軟部組織の損傷程度の把握と経過観察
当院では超音波画像観察装置を用いて患部の状態や損傷程度の把握を行い適切な施術を行っております。特にスポーツ外傷では経過観察に競技復帰のタイミングなども参考にしております。
なお骨折や脱臼については診断は出来ませんので、骨折や脱臼の疑いがあった場合には専門医への紹介を行っております。

超音波画像観察装置 症例画像
超音波画像観察装置では炎症(腫脹)や打撲の血腫などを観察でき、初検から経過観察が可能とし、初検時との比較や回復具合を確認できます。





